株式会社kand productionは、「新音楽視聴体験 音のVR」アプリの開発と実用化において、KDDI総合研究所、KDDI株式会社との共同研究として、公益財団法人通信文化協会から第70回「前島密賞」を受賞いたしました。
前島密賞は、明治時代に郵政事業の基礎を築いたことで知られる、逓信事業の創始者「前島密」の功績を記念して設けられたもので、情報通信及び放送の進歩発展に著しい功績のあった方に授与される賞です。
「音のVR」とは、音楽を中心とした360度動画の見たい・聴きたい部分に自由自在にフォーカスできる、KDDI総合研究所独自のインタラクティブ視聴技術で、より高い没入感を味わえる視聴体験を実現したアプリです。
当社は、アプリ上で配信されるコンテンツの制作過程で、保有するVR制作技術を駆使し、視聴覚表現技術に適した360度動画の制作を主導いたしました。
本受賞は、芸術と技術の融合のプロセスにおいて音楽作品としてのクオリティを担保し、視聴覚体験の価値向上に寄与したこと、また、コロナ禍に音楽イベント等が中止されるなか、このアプリが多くのアーティストや音楽団体に提供され、芸術文化の衰退や社会的孤立に関する社会課題の解決にも貢献したことが認められたものです。